シャドールデッキレシピと大会のこと
友人たちと集まって遊戯王のリーグ大会を開催し、無事終わりました。
本当ならさっさとデッキレシピと大会レビューを載せたいんですが、そもそもその大会ってなに?って話になるので、遊戯王に復帰したきっかけや大会の歴史も合わせて語っていきたいと思います。
リーグ大会は2リーグ行われ、それぞれ【シャドール】と【オルターガイスト】を使いました。
2つの大会レビューとデッキレシピ載せると長くなるので、今回は【シャドール】のデッキと大会レビューだけにします。
レシピとレビューをみたいんだよ!早くしろや!って人はその辺はシカトしてスクロールしていってください。
1、そもそも身内の大会って?
まだ僕が学生のころ、「お、遊戯王懐かしいね!今度デッキ持ってきてみんなでやろうよ!」という仲間の発言がきっかけで、引退したデッキをみんなで持ち寄って再び始めたのがそもそものきっかけでした。
その頃は地元独自の俺ルールが適用され、対象を取る取らない、優先権、蘇生制限、チェーンに乗る乗らないなどがわからない小学生と同じレベルでデュエルしてました。
しかし、仲間の内、一人は負けず嫌いがいるものです。
ある日、ユニオン使いの友人が
「デュエルしようぜー」
と誘うと、もう一人の心ない友人が
「えーでもお前弱いじゃん」
と返してしまいました。
ある日、ユニオン使いの友人が今まで見たことなかったサイバードラゴンストラク「機光竜襲雷」のデッキを使用。この日から平和だった僕たちのガキの遊びだった遊戯王がインフレを起こし始めます。
また、当時の遊戯王のアニメが過去キャラが登場するARC-Vであったり、遊戯王20周年という節目が近かったこともあり、自分達が子どもだった頃のカードのリメイクや強化が次々と登場。また、その時代が暗黒期と言われる9期だったこともあり、そのインフレは加速していきます。
そして、みんなが色々なデッキを持ち、競技者仕様のデッキになりつつあったとき、いったい誰が強いのかはっきりさせる大会、通称【ハギカップ】が開催されるようになりました。
ハギカップとは、仲間の一人の名前をもじってテキトーにつけただけで特に意味はないです。
2、大まかなルール
基本的には総当たりのリーグ戦。勝利数が一番多い人が優勝で、勝ち数が並んだ場合は得失点差にて決める。
共通ルールとしては新マスタールールでリミットレギュレーション準拠のマッチ戦。
ETは無し。結果、すげー長くなるが、逆転劇も起きるので盛り上がる。
大体2~3リーグ程度開催され、一つは【ガチデッキ部門】が用意されますが、もう一つは独自のルールを追加したリーグになります。
独自のルールとは【コンセプトデュエルに準じたキャラデッキ】【マスタールール3】など、構築にひと癖加えなければならないというもの。
ちなみに今回は【サイドデッキ有り】と【サイドデッキ無し】でした。
なお、2018年6月から今回のハギカップまでの通算成績は
とまあ、僕は貯金も借金もない勝率5割というなんとも言えない成績になってます。
もっとも、【マスタールール3】リーグのときにファンカスノーレ堕天使とかいうネタデッキで乗り込んだりしてるのでなんとも、なんですけどね
ちなみに直近のリーグでは
と、ギリギリではありましたが【シャドール】で勝たせてもらいました。
3、使用デッキ
ガチ部門【シャドール】
▼△▼△▼遊戯王デッキレシピ▼△▼△▼
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デッキ名:【シャドール】
メインデッキ:40枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ:15枚
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【 モンスター 】24
インスペクト・ボーダー ×3
ウィッチクラフトゴーレム・アルル ×2
シャドール・ドラゴン ×2
シャドール・ビースト ×2
シャドール・ファルコン
シャドール・ヘッジホッグ ×2
シャドール・リザード
ダイナレスラー・パンクラトプス ×2
増殖するG ×2
妖精伝姫-カグヤ ×3
妖精伝姫-シラユキ
幽鬼うさぎ
灰流うらら ×2
【 魔法 】11
スケープ・ゴート
影依融合 ×3
憑依覚醒 ×3
神の写し身との接触 ×2
超融合 ×2
【 罠 】5
影依の原核
大捕り物 ×2
無限泡影 ×2
【 エクストラ 】15
リンクリボー ×2
セキュリティ・ドラゴン
トロイメア・ケルベロス
トロイメア・フェニックス
トロイメア・ユニコーン
ヴァレルソード・ドラゴン
エルシャドール・シェキナーガ
沼地のドロゴン
エルシャドール・ミドラーシュ ×2
エルシャドール・ネフィリム ×2
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
エルシャドール・アノマリリス
【サイドデッキ】15
海亀壊獣ガメシエル ×2
王虎ワンフー ×2
電光-雪花- ×3
ハーピィの羽根帚
レッド・リブート ×3
拮抗勝負 ×2
神風のバリア -エア・フォース- ×2
CSに出ている人とは少しだけ構築が違うと思います。解説していきますね。
- メインデッキのシャドールモンスター
シャドール・ドラゴン ×2
シャドール・ビースト ×2
シャドール・ファルコン
シャドール・ヘッジホッグ ×2
シャドール・リザード
早速「は?」って思われると思います。シャドールモンスター8枚かつリザードとファルコンをピン挿しというのはすごく少ない構築だと思います。
理由としては「そもそも先攻でミドラーシュをあまり立てない」「手札でシャドールがダブらないようにしたい」の二点です。
もちろんミドラーシュは特殊召喚回数を制限させるモンスターなので、デッキによっては完封できるパワーを持つデッキのエースですが、無限泡影やパンクラといった新しいカードによってけっこう突破されてしまうんです。手札がシャドールモンスターと融合カードだけでミドラ立たせてターン終了して、相手に返された場合、次のターンでまた返すのが厳しくなります。
そこで初動はミドラ立たせる動きよりも、何回か妨害を構えて相手の場をいじくりながら融合モンスターで殴っていくスタイルにしました。
よって40枚デッキで初手に1枚来る程度の8枚にしました。
ファルコンはハリファイバーを使わないのと、初手に来てもリバース時の吊り上げる効果が使えないときがあるので1。
リザード万能ですが、ルーツを落とす仕事すれば十分なのと、シャドールモンスターが少ない分落としすぎるとデッキ融合ができなくなるときがあるので1。
正直この辺は好みの問題だと思いますけどね。
- 召喚権を使って立たせるモンスター
インスペクト・ボーダー ×3
インスペクト・ボーダーはスローペースになる上、相手がエクストラデッキからモンスターを出そうとしてくれるため、デッキ融合ができる盤面に持っていくことが仕事です。
事故った手札でもこいつで時間を稼ぐことで手札を整えられるということも視野にいれています。
妖精伝姫-カグヤ ×3
後述する【憑依覚醒】とのコンボで手札を補充しつつバウンス効果で相手を邪魔する優秀なモンスターです。
大体サーチ先はシラユキです。【超雷龍-サンダー・ドラゴン】が制限になったりしたことで、こいつの効果で場を抉じ開けられることが増えてきていると思っています。
あと、このカードにうららを使ってもらって【影依融合】を通しやすくするという役割も担ってます。
- 手札誘発モンスター
増殖するG ×2
幽鬼うさぎ
灰流うらら ×2
Gは3でもいいのですが、【憑依覚醒】で手札が補充できるパターンがあるため、思いきって2。インスペクト・ボーダーがあると手札誘発モンスターが腐るときもあるので、あまりダブつかない程度に計5枚にした、という理由もあります。
- その他のモンスター
ウィッチクラフトゴーレム・アルル ×2
実は個人的に好きなカードの一つです。
主にカグヤとミドラーシュを守るためのカードで、意外と腐らない優秀なカードだと思います。腐っても融合素材にすればいいですし。
シャドールはパワーでゴリ押しされるのがけっこう苦手なので、戦闘・効果どちらでも守りつつ相手をバウンスできるこのカードはかなり使いやすいです。【墓穴の指名者】も受けませんし。
このカードで多くの魔法使いモンスターが救われたと思っています。
ダイナレスラー・パンクラトプス ×2
ただただ強いパワーカードです。バカが使っても強いこのカードは、スロースターターな僕のシャドールには先攻だろうと後攻だろうと普通に使えるので思いきってメインに。後攻時、相手にモンスターがいるときにこのカードとカグヤのコンビで無理やり場を抉じ開けることもしばしばあります。
- 魔法カード
影依融合 ×3
神の写し身との接触 ×2
超融合 ×2
融合カードはこんな感じ。
【影依融合】は3積み。エクストラデッキを使わないデッキは減ってきてますし、初手に絶対欲しいカードです。
【神の写し身との接触】は3積みの構築の人がほとんどだとは思いますが今回は2枚に。
先述の通りシャドールモンスターが少ない構築なので、シャドールモンスターが来ないとそもそも融合できないという状況も多く、サクリファイス・エスケープと追撃に使うくらいなので。
憑依覚醒 ×3
このデッキで一番腐らないカードです。
カグヤやシラユキ出せば1ドロー。
属性の種類×300攻撃力アップは、長年シャドール使いを悩ませてきた打点の改善に一役買ってくれます。特に、攻撃力が300アップする効果は複数貼ってればさらに攻撃力が上がるので、ダブついても腐らないどころかむしろ強くなります。
シャドールモンスターの横に手札誘発モンスターを出して属性の種類を増やして攻撃力を上げてモンスターを戦闘で突破した後、速攻魔法の融合で追撃する、なんていう強引な方法も使えます。
リンク用です。というかヴァレルソード用。
トロイメアで盤面壊してヴァレルソードで殴っていくのは普通に強いです。
- 罠カード
影依の原核
大捕り物 ×2
無限泡影 ×2
影依の原核
影依の原核はできれば初手に引きたくないカードです。なんなら無くてもいいかもとさえ思うときもありますが、やはりネフィリムとリザードでデッキから直に落として次の融合をサーチできる動きは魅力的なので1採用。
大捕り物 ×2
無限泡影 ×2
いつ引いてもそれなりに仕事する汎用性罠です。特に大捕り物は属性融合テーマのシャドールにとって第二の超融合と言えるくらい万能な罠です。
エルシャドールは、
ミドラ×2
ネフィリム×2
シェキナーガ
アノマリリス
の4種類です。
シェキナーガはパンクラと融合したりGと融合したり。
アノマリリスはサイドのガメシエルを相手に送りつけたあと超融合で素材にする用です。
エグリスタはCSなどの大会に出る場合は必須ですが、今回の身内の大会だとサラマングレイトを使う人がいないと読んで採用を見送りました。普通ならアノマリリスとエグリスタは入れ替わります。
沼地のドロゴン
超融合用モンスターその1。
シャドールモンスターが立ってないから超融合はされないだろう、という相手の心理を逆手に取って超融合できる意外と使えるモンスター。誘発モンスターと超融合しかない!なんてときにも使うときもあります。
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
超融合用モンスターその2。
サンドラにも使えますし、場のシャドール2体で融合するときもあります。
その他リンクモンスター
スケープゴート用です。
ゴールはヴァレルソード。
- サイドデッキ
王虎ワンフー ×2
電光-雪花- ×3
主にボーダーやカグヤとチェンジする召喚権を使うモンスターです。
雪花は主に後攻で相手が魔法罠カードを多く採用している場合にボーダーとチェンジします。
ワンフーは主に先攻でジャンドやサイバースのような小型モンスターで大量展開してくる相手の場合にカグヤとチェンジします。
海亀壊獣ガメシエル ×2
拮抗勝負 ×2
主に後攻時、相手が耐性のついた大型モンスターを出してくるデッキの場合にはガメシエルを入れます。アノマリリスに融合することもできます。ネクロスなどが相手だとユニコールをガメシエルで飛ばしたあと超融合してアノマリリスを出せば完封できます。
拮抗勝負は相手が大量展開してくるときや、Pテーマが相手のときにチェンジします。
どちらも無限泡影と大捕り物とチェンジすることが多いです。
神風のバリア -エア・フォース- ×2
攻撃反応が刺さりそうなデッキや、対象を取れないモンスターを出してきそうなデッキのときにチェンジします。カオスMAXなどを立たさせると挽回は難しくなるので、保険のためにサイドに入れてあります。
ハーピィの羽箒
4枚目の雪花のような感覚です。
特にサイドチェンジ後は相手が先攻で対策カードを入れてくることが多いので、これも保険のような感覚で採用しています。
結果
みっくん【サンダードラゴン】
しんた【列車】
ハギ【ネクロス】
ほし【シャドール】
……やらかした
いやね? 今回混戦だったんです。
ハギくんのネクロスにはサイドチェンジがうまくいって勝てたし、みっくんのサンダードラゴンとは本当にもつれにもつれた接戦だったんです。いいデュエル過ぎて握手求めましたし。
列車?ふざけんなよパワーお化けやめてくれよ妨害構えられなかったら負けってなんだよ。
とはいえ、そのあとフリーで【天威】には勝てましたし、いいデッキだと思ってます。
なんなら6月に行ったハギカップはシャドールで優勝してますし(二回目)。
それにシャドールストラクが発売しますし!
どんな強化になるか楽しみですが、今以上に強くなれるならなんでもいいです!はい!
けど、【シャドール・ネフィリム】を簡単に使えるようになれば、「融合カード引けねー!」みたいな悩みは無くなるし、強化になる気がします。(そもそもリバースモンスター2体って……)
あと、進化したエルシャドールも見たいなあ。
「エルシャドール」モンスター+「シャドール」モンスターとかで出せる更なる融合シャドールを見てみたいですね!
まあ、今回は負けてしまいましたが、善戦できましたのであまり気は落としてないです。多分時の運みたいなところもありますし。
シャドールのデッキレシピ、アドバイスなどありましたらよろしくどうぞ!
次は時間を見つけてもう一つのリーグのデッキレシピとレビューを書きますね!
それでは!